俺だけのモデル




「今無理。帰ったら、いっぱい触ってやるから」




ぷぅとヒカリは頬を膨らますと、またふらふらとその辺を歩き回った。




はぁ〜


ちゃんと、言っていいこと悪いことをヒカリに教えてやらなきゃいけないんだよな。




今までずっと、俺ん家んなかだったし。


あぁ、俺、ヒカリのこと甘やかしすぎたのかな〜



っても、子供すら育てたことねぇし。



よくわかんねぇよ…



再度、俺は大きなため息をついた。




ん?




ふと、社員がデザイン画を描いているのをじっと覗き込んでるヒカリの姿が視界に入る。




おまっ!


仕事してるやつの邪魔すんなぁ〜




すると、ヒカリから衝撃の一言が……



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