狼と赤ずきん【狼の話】
第一章

森で出会ったのは

狼「はぁ〜ぁ」

今日もまた大きなあくびをひとつする

今日もまたつまらない

僕は西の森に住んでいる狼さ

いつも、いつも、気の影でぐうたらしている

みんな僕を怖がるんだ…

昔にね、

南の方に悪い狼が居たんだ

その狼が子供とお婆さんを食べたらしい

そのことがあって僕の仲間はみんな殺されてしまったよ…

以来、僕はずっとここで独りぼっち

全く僕は人を食べたりしないのに

僕は草を食べるんだよ

きっとそれを知ったらみんな驚くだろうな

自分で言うのもなんだが僕は優しい狼なんだ

僕だってみんなと仲良くしたいな…
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