黒ずきんちゃん
もう…無理…。
いつまで追いかけられるの…!?
そうだ…人形なんだから壊してしまえば…。
私は理科室に逃げ込んで待ち伏せた。
息を潜めてドアの横で長いホウキを持った。
はぁ…はぁ…っ。はぁ…。
タッ、タッ、タッ
来る…。もう少し…。
ガラッ
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
私は持っていたホウキを思い切り振りかぶった。
あれ…いない…?
ガシッ
え…??
背筋が凍った。
「ふふっ♪つーかまえたぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」