黒ずきんちゃん
ペタ……ペタ……ペタ……ペタ……ペタ……
足音が廊下に響いている。
このタイミングで…!?
私は近くにあったホウキを持って身構えた。
「こっちだよぉ。」
後ろから声がした。
急いで振り返る。
「きゃぁぁぁぁぁ…!!!!」
黒ずきんは私の真後ろにいたのだ。
いつのまに後ろへ来たんだろうか。
そんなことを考えている暇はない。
私は持っていたホウキを振りかぶった。
パシッ……