恋 時々 涙
あんな態度で遥に接してしまった…
そのまま教室を飛び出て、トイレに来てしまったけど。
俺は、今日一日いつもどおりに過ごすのは絶対に無理だ。
「何でだよっ…」
自分の中では、ちゃんとわかっていたんだ。
いつもどおりに振る舞おうと、不自然な態度は見せないと…
だけど実際、そう上手くはいかなかった。
「くそっ…」
「何々、どうしたのー?」
「……淳平…」
トイレの入口に立っていたのは、淳平だった。