年下の貴方─星雲─
記念日
 
 
あたしは大和のお墓の前.
 
まだ前が見えない....
 
[もう行くぞ...]
 
純也が言う.
 
あたしは離れない.
 
[大和はお前の中にずっと居る...!]
 
純也に言われてあたしは指輪をみる.
 
太陽にあててみる.
 
[うン..!]
 
あたしは歩きだした.
 
前は見えないけど.
 
大和が先に待ってる気がするの.
 
いつか会える.
 
そのいつかを目指して今は精一杯進むよ.
 
ね 大和..?
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