【死場】~連続変死ミュージカル~
栞は、事件前とは別人のように憔悴しきっていた。
まるで霊にでも憑りつかれているかのように、生気を感じない。
「具合・・・どう?あ、お菓子買ってきたんだよ」
友人の変わり果てた姿に動揺しつつも、無理に笑顔を作ってみせるとも。
「栞の好きなバームクーヘン・・・、良かったら食べてね」
反応しない栞に、ともの表情から笑みが消えてしまう。
ふいに、セイタが栞の前に歩み出た。
「佐藤栞さん、早坂りこさんはどんなふうに死んでたの?詳しく教えて?」
何のためらいもなく投げられた問いに、見舞いに来た3人は驚いた。
そして栞は――・・・
彼を見て目を見開き、カタカタと体を震わせている。
まるで霊にでも憑りつかれているかのように、生気を感じない。
「具合・・・どう?あ、お菓子買ってきたんだよ」
友人の変わり果てた姿に動揺しつつも、無理に笑顔を作ってみせるとも。
「栞の好きなバームクーヘン・・・、良かったら食べてね」
反応しない栞に、ともの表情から笑みが消えてしまう。
ふいに、セイタが栞の前に歩み出た。
「佐藤栞さん、早坂りこさんはどんなふうに死んでたの?詳しく教えて?」
何のためらいもなく投げられた問いに、見舞いに来た3人は驚いた。
そして栞は――・・・
彼を見て目を見開き、カタカタと体を震わせている。