【死場】~連続変死ミュージカル~
連れて行かれた場所は、音響ルーム。
萌川愛夢の姿は見当たらない。
不思議に思った頼人が問うより先に、誠悟が口を開いた。
「休憩中に言ってましたよね?『大丈夫だよ、俺がついてる』って」
言われて頼人は首を捻ったが、少ししてから思い出したように、
「あぁ」
と答えた。
誠悟に言った覚えはなかったので、すぐにはわからなかったのだ。
「あれ・・・どういう意味ですか?」
「どうって別に・・・」
愛夢ならともかく、どうでもいい男と話すのはくだらないと思いながらなので、返答も適当だ。
「あなたが一連の殺人の犯人だからじゃないですか?」
萌川愛夢の姿は見当たらない。
不思議に思った頼人が問うより先に、誠悟が口を開いた。
「休憩中に言ってましたよね?『大丈夫だよ、俺がついてる』って」
言われて頼人は首を捻ったが、少ししてから思い出したように、
「あぁ」
と答えた。
誠悟に言った覚えはなかったので、すぐにはわからなかったのだ。
「あれ・・・どういう意味ですか?」
「どうって別に・・・」
愛夢ならともかく、どうでもいい男と話すのはくだらないと思いながらなので、返答も適当だ。
「あなたが一連の殺人の犯人だからじゃないですか?」