ストロベリー・キス・マジック
「アンタ、あたしのこと知ってるの?制服着てないのに何で高校生だってわかったの?」
彼の家に向かう途中、あたしは思いきって質問をぶつけてみた。
「さあ、どうかなあ。君が処女じゃないってことは知ってるけど」
「あっそ」
適当に返事をした。
疑問は消えなかったがとりあえずそれはどこかに隠した。
彼の家はあまり生活感がなかった。
キッチンもあまり使っていないようで、変にキレイだった。