〖短編〗2度目のサヨナラ。



『…あの、宏斗の幼なじみのことだけど。

気にしなくていいと思うよ!


…なんて、こと

言いたいんじゃ、なくて…』



いざ口に出すと、なにを言えばいいのか分からない。



でも、言わなきゃ。





『宏斗!!

幼なじみのこと、ちゃんと向き合いなよ!!

逃げんなバーカ!!』






そう言うと、宏斗の肩がピクリと動き、宏斗が振り返る。




















初めて、目があった気がした。




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