〖短編〗2度目のサヨナラ。




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『…ふぅ、よかった。

バレなかった…』



なぜバレなかったのか不思議なくらいだよ、まったく。


危なかったー…




HRが終わって、教室はざわざわしている。


宏斗は相変わらず窓の外を眺めるばかり。




…幼なじみの子が登校してくるの、待ってるのかな。





そんなこと考えながら、ぼーっと宏斗を見てたとき。




周りでコソコソと聞こえた、ひそひそ話。





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