〖短編〗2度目のサヨナラ。
パチッ
あたしの呼びかけが聞こえたかのように、宏斗はこっちを向いた。
目が、合ってしまった。
『あっ…、』
あたしは、気まずくなってその場を離れてしまった。
走って、いつもの道に戻る。
『あーあ、潜入失敗…。
宏斗、怒ってるかなぁ…。』
そんなことをいいつつも、気になっているのはさっきの蓮という人。
知り合い、なのかな…?
それに、幼なじみの女の子のこと、よく知ってるかんじだったし…
ま、もう会うことはないと思うけど…
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