〖短編〗2度目のサヨナラ。
「なんなんだよ、オマエ。
励ましとかなら、いらねぇよ。
…それに、頭おかしいと思うんなら、もうほっといてくれよ…………!」
ヒロ……
もう少しなのに。
もう少しで、見せてあげられるのに。
「宏斗、そうじゃない。俺は……」
「ほっとけっつってんだろ!!!
そーゆーの余計なお世話なんだよ!!」
『あ……っ、』
《余計なお世話》
あたしのしてたことは、余計なお世話だった?
エゴだった?
わがままだった?
あたしは、泣きそうになった。
蓮はそんなあたしを見て悔しそうな顔をした後、
「いつまでも腐ってんじゃねぇよ!!!!!!」
ヒロを殴った。