〖短編〗2度目のサヨナラ。

ずっと信じてる




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───…



今日もあたしは、宏斗について行く。



『宏斗、あのね…』


そう言って口をつぐむ。

もう何度これを繰り返したか分からない。



失踪した彼の幼なじみのこと、口に出すべきか出さないべきか…。



ずっと、迷ってた。





でも、気付いたから。


言わなきゃ伝わらないって。





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