Secret~私を助けた光~
時計を見ると8時45分
入学式は9時からだからもうすぐだ
優愛は入学式に参加する気になれず
1人で屋上にむかった
屋上の鍵はかかっていなくて
簡単に屋上にでることができた
――真っ青な空
それを見ると自然と涙が流れた
しばらくボーッとしていると
ガチャ
誰かが屋上の扉を開けた
扉を開けてでてきたのは
さっき中庭で見かけた3人
つまり暴走族の幹部たち
男「誰だ」
男は優愛みるとそう冷たく言い放った
優愛は一瞬驚いたものの
なにもいわずに男たちをチラ見し
屋上をあとにした