好きになった人はホモ。
「・・・名前、呼んで欲しい」
もう何度目か数えなくなったほど慣れた彼のベッドの上で、私はポツリ呟いた。
「・・・・・・誰の?」
「――!」
そうだった・・・。
私は身代わり――
だから、秋彦が呼ぶとすれば、それは私の名前じゃなくて――・・・。
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