うさぎ姫とおおかみ執事
ルキと呼ばれた青いたてがみのライオンが、ゆっくり振り向く。 


「失礼、挨拶が遅れましたな。わしがこの我儘ぼっちゃまの第一執事のルキという老いぼれじゃ。よろしくじゃ。」 


よく見るとお爺ちゃんライオン!! 
現れた時の威厳はどこへか、優しい笑顔でくしゃっと笑った。 

「わがままは余計だぞ、じいや!」

「ふぉふぉ」
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