うさぎ姫とおおかみ執事
たくさんのうさぎ達に見送られ、また馬車を走らせる。 
先頭組の四台の馬車は、もう先の方を走っていってしまってる。 


「ラヴィ、聞いといてな。」

「ん?なんだ?」

ノアールのあたしを見る目が、真剣になっていた。 

…?


「いや、後でいいわ。レアが睨んでるから。」

「え。」

「睨んでなんかいませんよ、王子。」

意味深な睨み合い…
何だろうこれは。
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