うさぎ姫とおおかみ執事
バン!と扉が開いて、灰色の毛の狼がクラディスを守るように取り囲んだ。 

ドーリアの狼だ…! 


ふわん、とあたしの体が浮かんだ。 

「ラヴィ姫、遅くなってすみません。」

見覚えのある懐かしい顔ー
「レア…!」

後ろにはノアールが立っている。 
ノアールはルキと共に静かにクラディスの前に出た。
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