うさぎ姫とおおかみ執事
「うさぎは脚力が自慢です。大丈夫ですよ姫さま。」

「支度ができましたら、出発しますかな。」

燕尾服の上に、黒いロングコートをはおる。 


「背が高いから似合うわね。」

「お褒めの言葉、光栄です。」

また昨日の夜を思い出す。涼しい顔をしてる彼が、今は信じられないー
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