うさぎ姫とおおかみ執事
レアに抱き上げられたうさぎがピクッと動いた。 

「どうしたの!?」
あたしも傍に駆け寄る。 

「…体が…体が痺れて…動けないのです…」

体を震わせながら、やっとのことでウサギがしゃべった。 


様子を見て、レアが呟く。「毒ですね…実に塗ってあったようです…。」


毒…?!
あたしの体じゅうに鳥肌がたつのを覚えた。 

なにが起こっているの…!?
< 41 / 140 >

この作品をシェア

pagetop