うさぎ姫とおおかみ執事
「ラヴィ姫、今回の事で、少しは理解されましたか?」

泣き疲れたあたしに、レアが紅茶をすすめながら聞いた。 

「理解するって、何を…?」

「自分が一国を継ぐ身だって事を。姫は成人を迎えました。あなた1人で、このヴァルシュタイン大国が動かせるんです。」
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