うさぎ姫とおおかみ執事
冷たいと今まで感じていた碧い瞳は、柔らかい光を放っていた。 


「わたくしは姫さまの護衛兼、執事です。あなたをお守りするために、この国へ来ました。命をかけて、お守りするつもりです。」 
「狼のあなたが、なぜウサギのあたしを守ってくれるの?」


レアは黙って微笑んだ。 笑顔の裏に何があるの…?

あたしは知りたかった。 この人のことを、もっと知りたかったー
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