うさぎ姫とおおかみ執事
スラッと背の高い、綺麗な黄金の長い髪の青年が、そこには立っていた。 

背中くらいまである美しい金髪が眩しい…


「綺麗な顔…」

思わず呟いてしまった。 

青年は横にもう一匹青いたてがみに毛並みのライオンを仕えさせ、あたしの目の前まで来た。


背は並ぶとレアとどっこいどっこい、180センチはゆうにありそう。 


「初めまして、遠方からお越しくださり、ありがとうございます。わたくしがヴァルシュタイン・ラヴィです。」

しっかりノアール王子の黄金の瞳を見つめながら、レアの教え通りにしゃべる。
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