うさぎ姫とおおかみ執事
「ひゃああ!?」

びっくりして、大声を出してしまった!! 


ノアール王子がまたニッコリ笑いかける。 


「はっは、やっぱりびっくりしたか。失礼、これが我がラクティス流の、敬意を込めた挨拶なんだ!」


上品な見た目とは裏腹に、やたら元気のある野性的な男の子って感じ。 

そのギャップに、あたしの思考回路が対応出来ない! 

「初めまして、俺はノアール・ラクティス。今まで一度も顔を見せなくて申し訳ない。」
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