Dear~親愛なる君へ~
それから1・2週間して、祖母から「ちび」が死んだと連絡があった。
祖母の家に行くと「ちび」すでに火葬され、埋葬された後だった。

私は泣いた。
生まれて初めて、悲しさで泣いた。

前に鳥の「チッチ」が死んだときは、悲しかったのは同じだが涙はでなかった。

生まれてきたものは いつかは死ぬ
それは当たり前だと思っていたからだ。

でも、「ちび」が死んだときは本当に頭が真っ白になって、自分が泣いていたことしか覚えていない。

それが 「死」 というものなのだと痛感した・・・
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