年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
翌朝、寝不足で出勤する。エントランスで鎌谷にチョップされる。自席で朝チェックをする。給湯室で俺様コーヒーを飲む。
「……で部屋に連れ込んでヤったのかよ??」
「うん……」
由也くんは何も言わなかった。無言で無表情でヤることだけヤって出て行った。元に戻ろうとかやっぱり綾香さんを選びますとか、そんな台詞は無かった。部屋に来て唯一の会話が、駄目です、来て、だなんて普通のカップルなら有り得ない。
「元サヤかよ。介抱して損した、阿呆らし」
「分かんない。元サヤかどうか」
「はあ? 分かんないじゃねーよ、分かんないで股開いたのかよ??」
「雌猫みたいに言わないでよ」
「じゃあ雌豚」
「その表現笑えない」
性欲が無かったと言えば嘘になる。でもそれは相手が由也くんだったからで、あれが鎌谷だったらハリセンしただろう。
「……で部屋に連れ込んでヤったのかよ??」
「うん……」
由也くんは何も言わなかった。無言で無表情でヤることだけヤって出て行った。元に戻ろうとかやっぱり綾香さんを選びますとか、そんな台詞は無かった。部屋に来て唯一の会話が、駄目です、来て、だなんて普通のカップルなら有り得ない。
「元サヤかよ。介抱して損した、阿呆らし」
「分かんない。元サヤかどうか」
「はあ? 分かんないじゃねーよ、分かんないで股開いたのかよ??」
「雌猫みたいに言わないでよ」
「じゃあ雌豚」
「その表現笑えない」
性欲が無かったと言えば嘘になる。でもそれは相手が由也くんだったからで、あれが鎌谷だったらハリセンしただろう。