年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
部屋に入る。明かりをつける。昨夜由也くんがいた空間。何だか寂しくて私はキッチンで湯を沸かした。白玉粉を練り上げ、湯に落し入れる。夕飯に白玉を食べる。熱々の玄米茶を飲む。風呂上がりに牛乳を飲んでペアパジャマに着替えた。それも由也くんの。何かに包まれていたかった。
由也くんと行為をしたベットに潜り込む。枕に由也くんの整髪剤が付いたのか、由也くんの匂いがする。
『もう少しそのままでいてください』
「由也くん……」
少しと言わずもっとそばにいたい。ずっとずっとずーっと。