年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「……」
全く記憶がなく、呆然とする。私の吐いた台詞は鎌谷の受け売りと彩乃の固定先の出来事。頭にはびこっていたんだろう。
「私そんなひどいことを……」
「本当に覚えてないんですね」
由也くんは私の台詞を真に受けて、私の寄りそうなコンビニ本社やコンビニ、勿論あの橋の上にも行かなかった。
「どうりでこの3ヶ月全然会えなかった訳だ」
「綾香さんに会うのが怖かった。傷付けたのは僕だし、会ってまた傷付けるのも嫌だったから……」