年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
でも販売にトラブル発生して致し方なくコンビニ本社を訪れる。そこには私がいた。スマ乳の社員は私達が恋仲だったことを知らずに私がライバル社の営業だと教えた。由也くんは私を無視する訳にもいかず、いかにも見ず知らずのフリをして挨拶をした。私は笑顔で握手を要求した。怒った様子のないことに安堵し、そして名刺にメモ書きして差し出した。
「綾香さんの笑顔を見たら、また橋の上に行きたくなって」
由也くんは思い出に浸ろうと車で橋の上に向かう。そこには皆に注目されていた私の姿があった。
「あ。あれね、3ヶ月経ったのに全然忘れられないじゃーん、カマの嘘つき!!、って叫んでた」
「カマ?」
「うん。カマキリ」
由也くんはすぐさま駐車場に車を入れ、コンビニでオレンジミルクティを買った。そして私に話し掛けた。何とは無しにつなぐ指、暖かくてつい指を増やしていく。指で飽き足らず手の平で覆う。トラブルで落ち込んでいた由也くんは安らいだ。そして二度と私の手を離すまいと心に決めた。
由也くんは私の隣に来て座ると結婚情報誌をテーブルに広げた。そして片手で本をめくり、もう片手で私の手を握る。
「挙式はどこがいいですか?」
「高原のひっそりとした小さな教会。近場がいいな」
「何故?」
「誓いを忘れないように時々行きたいから」
「年に一度くらいなら海外に連れてくくらいの甲斐性はありますよ」
「でもいつでも気軽に行けるところがいい」
「綾香さんの笑顔を見たら、また橋の上に行きたくなって」
由也くんは思い出に浸ろうと車で橋の上に向かう。そこには皆に注目されていた私の姿があった。
「あ。あれね、3ヶ月経ったのに全然忘れられないじゃーん、カマの嘘つき!!、って叫んでた」
「カマ?」
「うん。カマキリ」
由也くんはすぐさま駐車場に車を入れ、コンビニでオレンジミルクティを買った。そして私に話し掛けた。何とは無しにつなぐ指、暖かくてつい指を増やしていく。指で飽き足らず手の平で覆う。トラブルで落ち込んでいた由也くんは安らいだ。そして二度と私の手を離すまいと心に決めた。
由也くんは私の隣に来て座ると結婚情報誌をテーブルに広げた。そして片手で本をめくり、もう片手で私の手を握る。
「挙式はどこがいいですか?」
「高原のひっそりとした小さな教会。近場がいいな」
「何故?」
「誓いを忘れないように時々行きたいから」
「年に一度くらいなら海外に連れてくくらいの甲斐性はありますよ」
「でもいつでも気軽に行けるところがいい」