年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「綾香さん綺麗なのに」


 由也くんは横から私の顔を覗き込む。


「こないだ綺麗でしたけど」
「こ……?」


 こないだ……? あ。明かりを消さずにしたから見られた。裸も夢中で由也くんを求める姿も??


「ひっ! 見たの??」
「はい」
「ひ、え、や、お世辞いらないし忘れてよっ」
「お世辞じゃないです、本当に綺麗で。肩も肌の色も」


 そう言いながら由也くんは更に顔を近付ける。

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