年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「どうした? デブ専に捨てられてとうとう脳ミソに来たか?」
「ひひひ~」
鎌谷は俺様コーヒーを入れるからすぐ給湯室来いよ、と企画部へ入って行った。私は自席に着き朝チェックをしてスマ乳ホームページを見る。
「ん? あ」
“ときにはコーヒーで大人の味に、ときには苺ジャムで甘い味に、ひとつよりふたつ、一人より二人をモットーに”と台詞が新しくなっていた。
「由也くん、私の言いたいこと分かってたんだ。ひっひっひっ」
「先輩? 捨てられましたあ??」
「んにゃ」
私は給湯室に向かった。やかんに水を入れ火に掛ける。鎌谷もすぐにやって来た。