年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)


 なんかムッときた。由也くんに囲ってもらうつもりも無いし、由也くんだってそんなつもりじゃない。鎌谷が私を心配して言ったのは分かるけど、由也くんを悪く言うのは許せなかった。


「なんでカマにそこまで言われなきゃなんないの?」
「お前が馬鹿だからだろ」
「ば……。馬鹿はカマでしょ!」
「馬鹿に馬鹿呼ばわりされる覚えはねえ」
「私だってカマキリに言われる筋合いないし」
「カマキリ?」
「間違った」
< 166 / 600 >

この作品をシェア

pagetop