年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「このボケがあっ! 皆勘違いしてんだろ」
「うわ~ん、カマが虐める~」
「や、やめろよ!」
「話聞いてくれたらやめる。カマが虐め……んぐぐっ」
鎌谷は手の平で私の口を塞いだ。
「やめろよ、セクハラ疑惑で呼び出しくらうだろ。ボケ」
「ボケで結構。話聞いて」
「誰が変人の話なんか聞くか」
「変人?」
「間違った。愛人か」
「……」
鎌谷は顎をしゃくり、到着したエレベーターを指す。他の社員と共に乗り込んだ。そして給湯室へ入る。私も続いて中に入った。鎌谷は鎌谷のマグを出し、自分の分だけコーヒーを入れた。
「うわ~ん、カマが虐める~」
「や、やめろよ!」
「話聞いてくれたらやめる。カマが虐め……んぐぐっ」
鎌谷は手の平で私の口を塞いだ。
「やめろよ、セクハラ疑惑で呼び出しくらうだろ。ボケ」
「ボケで結構。話聞いて」
「誰が変人の話なんか聞くか」
「変人?」
「間違った。愛人か」
「……」
鎌谷は顎をしゃくり、到着したエレベーターを指す。他の社員と共に乗り込んだ。そして給湯室へ入る。私も続いて中に入った。鎌谷は鎌谷のマグを出し、自分の分だけコーヒーを入れた。