年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

「由也くんこそいいの?」
「綾香さんしかいないって言ったでしょ。でも……」
「何?」
「僕の身代わりに壊れた時計を直して、今度は赤ちゃんを失った。そんな気がします」
「うん……」


 この時計を見る度に赤ちゃんを思い出せる、そう思った。由也くんと一緒にご飯を食べる。病院食ってまずいのかと思ってたからびっくりした。味付けもしっかりされていて、デザートまで付いて少し癒された。
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