年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「したいの?」
「し、したくない」
「だってピルって」
「よよ由也くんが、ふふ風俗に」
「風俗?」
「カマが由也くんが風俗に通ってるんじゃないかって……」
「風俗なんかいかないよ」
「う、うん」
多分由也くんの言葉に嘘は無い。私のために我慢してるんだろうか、それも申し訳ない気持ちになってくる。
「綾香さん?」
私は自分から手を重ねた。したい訳じゃない。副作用で気持ち悪いし、赤ちゃんを失ったトラウマは消えてない。