年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

 私はブスくれて更にケーキをお代わりしようと立ち上がる。


「ふんぎゃあっ」


 由也くんに腕を掴まれ、すとんと尻餅をつくように再び座らされた。



「ヤキモチですか?」
「ち、違うもん」
「もう、綾香さんは」
「だって……ぶう」


 私が唇を尖らせると、由也くんは優しく笑ってキスをする。そして一度唇を離して顔を覗き込む。


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