年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)


「とりあえず中に入ろっと」


 私はドアノブを回して玄関に入った。靴を脱ぎ捨ててベッドに倒れ込む。ふわふわとして気持ちいい。


「喉渇いた」


 私はキッチンに行き、冷蔵庫のドアを開けた。ひんやり冷気も気持ちいい。ふふんふん、と鼻唄を歌いながら牛乳を出した。


「由也くんも飲むう?」
「……」


 由也くんは部屋で立ったまま返事をしなかった。
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