年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「ラ、ラブラブだもん」
「その噛む癖を直せよ、ボケ」
「うるさいわ」
『鎌谷さんは綾香さんのことを……』
由也くんはあんなこと言うけど、私をボケだのデブだの言う鎌谷が私を好きとは思えない。だから由也くんはヤキモチ妬いてそんなこと言ったか、あとは私を鎌谷に押し付けたかったか、どちらかだと思った。つまりは由也くんは乗り換えた、私なんかより綿菓子がいいって。綾香さんの幸せをとか何とか言って、私をポイしようとしてるんだ、きっと。
しばらくして由也くんはうちに来た。