年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
夕飯を食べて、外に出た。由也くんはあの小型望遠鏡を持ち、開けた丘を目指す。見上げれば満天の星、明るい星から小さな星まで。きっとどこかに赤ちゃんがいる。手は届かないけど、こうして会うことは出来る。
ゴールデンウイークは数日間そこで過ごした。オーナーと熱燗を飲みながら星の話題で大論争したり、他の宿泊客とスライドショーを見たりした。勿論挙式した教会にも出掛けた。
そして再び東京に戻り、私をマンションに送ると由也くんは自宅に帰って行った。