年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
結局私の誕生日はうちでゆっくりすることにした。由也くんは同窓会だと嘘をついて泊まることになっている。
「おめでとう綾香さん」
「ありがとう由也くん」
ケーキの蝋燭を吹き消すと由也くんは部屋の明かりをつけた。ケーキの上には大きめの蝋燭が3つ、小さいのが3つ。私は33歳になった。あの仰天の告白をされて5年、あっという間だったような長かったようなと過去の思い出にふける。
由也くんはケーキを一度キッチンのカウンターに置き、料理を運んだ。今日は珍しく由也くんのお手製ピザ、頑張って覚えたらしい。丸くはないピザ、厚みが一定でなく生焼け感のある生地。あとは市販のソースとサラミとチーズを乗せて焼いたという素人感溢れるピザだった。
「おめでとう綾香さん」
「ありがとう由也くん」
ケーキの蝋燭を吹き消すと由也くんは部屋の明かりをつけた。ケーキの上には大きめの蝋燭が3つ、小さいのが3つ。私は33歳になった。あの仰天の告白をされて5年、あっという間だったような長かったようなと過去の思い出にふける。
由也くんはケーキを一度キッチンのカウンターに置き、料理を運んだ。今日は珍しく由也くんのお手製ピザ、頑張って覚えたらしい。丸くはないピザ、厚みが一定でなく生焼け感のある生地。あとは市販のソースとサラミとチーズを乗せて焼いたという素人感溢れるピザだった。