年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)


「何、綾香さん」
「おいひいと思って」
「さっきも聞きました。綾香さん鼻の頭にクリームが」
「えっ嘘」
「嘘です」
「んもっ……ん……」


 優しく微笑みながら顔を近付けてキスをした。きっとこんなふうに綿菓子ともするんだろう。由也くんはゆっくりと私を床に押し倒し、更にキスをする。由也くんは綿菓子もこうして押し倒して唇を重ねるんだろう……。


「んぐ……」
「綾香さん綺麗です」


 キスは耳元に移り由也くんは囁いた。そして耳たぶをはむ。きっと綿菓子にもいずれそうする。綿菓子はウブそうだからお式が終わるまでは貞操を守りますって言ってそうだ。

< 471 / 600 >

この作品をシェア

pagetop