年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
 夢から覚めたのに目の前には二人の姿がリアルに浮かんだ。


『ははは、ははは、さよなら綾香さん』
『由也さん行きましょ』



「なんで? 夢から覚めたのに、なんで……」



 幻覚? 本物……?


『ははは、ははは……』
『ふふ』


 本当に声も聞こえて来る。両手で耳を塞ぐも声は途切れない。

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