年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
今日の日替わり定食は鰤の照り焼き。甘すぎず塩辛過ぎずちょうどいい。海苔の味噌汁も磯の香りがして美味しい。こんなふうに作りたい。
「まあ、社長御子息も女より会社が大事だってことだろ」
所詮その程度の付き合いだった、って鎌谷は言いたいんだろう。ただの遊び目的で私をからかった、って。
3歳年上、ぽっちゃり系、ただの会社員、色気よりは食い気、平民……。由也くんから見たら面白い玩具だった、金持ち息子の道楽だったって。