年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)


「わ……私、由也くんが大好きです。それだけは信じてください。由也くんが幸せになるなら潔く身を引きます」


 母親は何も言わない。


「お、お金はいりません。お見合いは実家に戻って探します。だから……」
「長い間、辛かったでしょう?」
「へ?」


 由也くんの母親から帰ってきた言葉は意外なものだった。









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