年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)


「僕は心残りです」
「え?」
「本当は3人で、いや4人で、いやもっと大勢で行きたかったんです」
「大勢?」


 何だろう、意味が分からなくて由也くんの顔を覗き込んだ。


「僕と綾香さんと、僕たちの子供と……本当は家族で行きたかった」
「……」
「すいません、忘れてくださいって言ったのは僕なのに……」

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