年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
由也くんも苦しんでるんだと思った。私は別れを告げられて不幸のヒロインぶってたけど、由也くんの方が何倍も辛いんだと今気付いた。
「由也くん……」
「実は今日、トラブルがあって弱気になってました。ここに来れば綾香さんの元気をもらえる気がして」
「由也くん、ガンバ。由也くんなら大丈夫!」
「ありがとう、綾香さん」
二人でオレンジミルクティを飲む。由也くんは一口飲んではラベルを眺める。
「綾香さんは相変わらずコンビニ担当?」
「うん」
「じゃあ、またしばらく会えませんね」
「そういうことになるね」