年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

 由也くんは果てる。すごく苦しそうに切なそうに。こんなにも求めらて私は満足だった。

 由也くんは放出し終えたのか、くったりと私に覆いかぶさった。起き上がるのを待つけど、動かない。それどころか腕をシーツと私の背中の間に差し込み、抱きしめる。


「由也くん……?」
「もう少しそのままでいてください。もう少しだけ……」
「うん」


 無言で互いの体温を確かめる。由也くんの早い鼓動、荒い息。私の汗ばんだ肌。しばらくして由也くんは私から離れると支度を始めた。私も部屋着を羽織り、玄関まで見送りに行く。

 由也くんは何にも喋らなくて、無表情で、靴を履く。私とのエッチは衝動的で後悔に値すると言われてるみたいだった。




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