続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「やっぱりね・・・・これは、今年の夏あたし達がひと肌脱がなきゃ」




茜ちゃんはあたしを見つめながら腕組みをして何か考え込んでる



最後までしてないって・・・・なんで分かるんだろ



何処かに書いてあったりする?顔に出てるとか?



そんな訳ないよね・・・・でも・・・




「茜ちゃん、なんで最後までしてないって解るの?あたしなんて全然わかんないんだけど」



「あ~玲奈にはわかんないかもね、あたしもなんとなくで確証なんてないんだけどなんていうんだろ・・・・ふたりを纏うオーラみたいのがなんか違うんだよね~まあ一種の勘みたいなもんだけど・・・・莉子、あたってるでしょ?」




「・・・・・・・」




悪戯っぽい目をあたしに向けてそう問いかける茜ちゃんは小悪魔という言葉がぴったりであたしは咄嗟になんて言っていいか分からず言葉を飲み込んだ



うん!やってないよ・・・・なんて恥ずかしくて言えるわけないし・・・



なんて言っていいか分からず黙りこくっていると二人が真剣な瞳をあたしに向けて話し出した


「莉子ちゃん!蓮兄も高校最後の夏休みだからこれは今年の夏身も心も蓮兄のものにならなくちゃね」




「そうそう!心のほうは十分分かり合えてるみたいだし、蓮がアメリカに行く前に蓮のものに
なっちゃえ!ってことで今度の日曜日三人で莉子の勝負下着を買いに行きます!いいね?」




ふたりのあまりの熱意溢れる勢いに押されて半ば強引に勝負下着を買いに行くことが決まった



けど・・・・そこまでして皆準備するものなの?
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