続・溺愛協奏曲 蓮と莉子の甘々な日々
「どうしてあの子の墓がここだって・・・「すみません、俺が調べました」」
蓮の声が目の前の女性の声に重なった
蓮は二人の顔をじっと見据えてゆっくりと話し出した
「紹介が遅れました、東條蓮です・・・俺が行方のわからない莉子の母親の情報を少しでも知りたくて俺の一存で勝手に調べさせてもらいました、色々調べたら父親の違う弟の存在がわかったので莉子に全部話したら墓参りにぜひ行きたいって希望でしたので今日こうして墓前に
来ることになったんです、勝手に伺って申し訳ありませんでした!」
淡々と話す蓮はそう言って深々と頭を下げる
あたしは蓮の行動一つ一つに言い知れぬ感動を覚えていた
勝手に調べたのはまずいことかもしれないけれどそれは全てあたしのことを思っての行動
蓮のことがただただいとおしくてあたしはそっと傍に寄り添った
「東條って・・・・もしかして東條組の?浩一郎の息子?」
「はい、そうです」
「そうか・・・・そして君が莉恵の娘の莉子ちゃん?」
スーツ姿の紳士がそう尋ねるとあたしは黙って首を縦に頷いた
「事情はどうあれ、今日はあの子の墓参りに来てくれてありがとう・・・・あの子もお姉ちゃんが来てくれて喜んでると思うよ、ああそうだ紹介がまだだったねわたしは加賀美航・・・加賀美総合病院で医師をしている、これは妻の陽子」
そう言って柔らかい笑顔を浮かべる航さんとは対照的に無表情の陽子さん
あたしは二人の温度差の違いを感じて水と油のようだな・・・・と思わずにはいられなかった
蓮の声が目の前の女性の声に重なった
蓮は二人の顔をじっと見据えてゆっくりと話し出した
「紹介が遅れました、東條蓮です・・・俺が行方のわからない莉子の母親の情報を少しでも知りたくて俺の一存で勝手に調べさせてもらいました、色々調べたら父親の違う弟の存在がわかったので莉子に全部話したら墓参りにぜひ行きたいって希望でしたので今日こうして墓前に
来ることになったんです、勝手に伺って申し訳ありませんでした!」
淡々と話す蓮はそう言って深々と頭を下げる
あたしは蓮の行動一つ一つに言い知れぬ感動を覚えていた
勝手に調べたのはまずいことかもしれないけれどそれは全てあたしのことを思っての行動
蓮のことがただただいとおしくてあたしはそっと傍に寄り添った
「東條って・・・・もしかして東條組の?浩一郎の息子?」
「はい、そうです」
「そうか・・・・そして君が莉恵の娘の莉子ちゃん?」
スーツ姿の紳士がそう尋ねるとあたしは黙って首を縦に頷いた
「事情はどうあれ、今日はあの子の墓参りに来てくれてありがとう・・・・あの子もお姉ちゃんが来てくれて喜んでると思うよ、ああそうだ紹介がまだだったねわたしは加賀美航・・・加賀美総合病院で医師をしている、これは妻の陽子」
そう言って柔らかい笑顔を浮かべる航さんとは対照的に無表情の陽子さん
あたしは二人の温度差の違いを感じて水と油のようだな・・・・と思わずにはいられなかった